身長のハンディを克服する作戦 [後編]

The Country Bear Bear Band Bears Now in High Definition

高身長プレーヤーの特徴

息子の現在の身長は、160cmほど。同学年には、もっと身長の高い子が沢山います。アメリカのU13の学年は、11,12歳の子から構成され、チーム内で飛び抜けて身長が高い子は、180cm超えのアジア系アメリカ人です。そのママも、小さい頃から同じように高かった、というほど、家族全員高身長のファミリーです。その後に、アフリカ系や白人など色んな人種の高身長の子が続きます。

彼らのプレースタイルは、身長が高くピッチが長いことで生まれるスピードの優位性や、体幹が強いフィジカルの優位性を生かしています。150cm代のプレーヤーとの1対1の対決は圧倒的なもの。そんな彼らと比べれば、息子はごく平均的な体格。もし、息子が小さい頃から、体格のアドバンテージでフィジカルに頼るサッカーをしてたら、今頃、苦労していたと思います。スピードが速く裏に抜けてゴールを量産していたウィングのチームメイトも、ここ1年はだいぶディフェンダーに捕まるようになりました。どうしても、子供の時期は、年齢とともに、相対的な体格差は変わるので、スピードやフィジカルの優位性が逆転したりします。一方で、ボールコントロールに関わる技術面は、小さい頃に得たものがそのまま大人になっても反映されるようです。例えば、メッシや多くのプロ選手の小さい頃のプレー映像が今のプレーと似ている事からも物語っていて、もし技術面で優位性が持てれば、それは大きな武器になるかもしれません。

どんな身長でも上を目指せるサッカーの多様性

幸運にも、サッカーは、バスケやバレーボールと違い、色んな身長のプロ選手がいます。評価される点は、フィジカル、技術だけでなく、判断や戦略的理解、ポジショニングなど多岐に渡っており、選手はそれぞれバラエティに富んだ特徴を持っています。地元のプロチームには、アメリカのリーグで一番低身長の157cmの選手がいて、10番をつけています。どんな身長でもプロになれるのは、多様性をもつサッカーの魅力的な側面です。

最終的な身長の予測は、あくまで統計的な代表値。同じ両親から生まれた兄弟でも、身長が違う事からも、この見積もりはあくまで目安にすぎません。それでも、最終身長のおおよその予測はつくので、あまり身長が高くならなそうなら、小さい頃から伸ばすプレーを選択して、トレーニングをする、その子のプレーの特徴にあったチームを選ぶのも、色んなプレーヤーがいるチームで子供の魅力を引き出す一つの作戦になるかもしれません。

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utlogan



アメリカ在住サカママ 兼 大学研究者。


3歳の息子を連れて母子研究留学を経て、2012年より家族でアメリカに移住。

現在ユタ州在住。


本格的な育成年代に突入したU14の息子のアメリカの育成環境やユースサッカー向け食・怪我・テクノロジー、アメリカン面白エピソード、をご紹介します。


ご連絡はこちらまで:utlogan101@gmail.com