大きな転換期をどう生かす?

wild animal

いよいよ11人制へトランジション

最近、息子のチームは、育成の専門コーチにお願いして、週1回の別練習を始めました。これは、6月から始まるU13の11人制に向けた練習です。練習前には宿題のリンク先が送られ、資料や映像をチェック、練習内容を前もって理解するよう求められます。私も、ちらっと見ましたが、練習内容がとても複雑。基本的には2組のゲーム形式ですが、このポジションの選手はここの枠から出られないとか、ボールを何秒以内にこの枠から出すとか、練習ごとにルールが変わります。こうやって、色々な練習を通して、11人制のスタイルを覚えさせるようです。

これまでもU10からU11に上がる際に、7人制から9人制へ人数が2人増え、ピッチサイズが、横縦それぞれ1.5倍づつ大きくなりました。今回も、同様のトランジションで、選手が2人増え、フィールドサイズもやはり縦横各1.5倍に。ただ、ついにフルコートになるため、フィールドはかなり大きくなる印象です。コートが広くなると、1人1人にもスペースがたくさん生まれるため、相手チームにプレスをかけるには、単独ではなく数人が同じ意識で動く必要が出てきます。

field.jpg
アメリカユースサッカーの学年ごとのフィールドサイズ

11人制にはどんな練習が必要?

では、11人制には、どんな練習が考えられるでしょうか? もしかしたらより広いピッチでの練習を思い浮かべるかもしれませんが、息子達の練習はその逆で、とにかく狭いエリアでのミニゲームが中心です。練習場はフルコートが丸々空いているにも関わらず、フルコートの1/4のスペースをさらにゴールで狭めたエリアで練習しています。

狭いエリアでのゲームは、相手チームからのプレッシャーが速くなるので、その状態でも正しく判断(decision making)する練習です。例えば、U13の試合を見ると、9人制の狭いコートでの試合と比べ、あまりプレスがかからない試合の印象を受けます。これは、子供達のキック力やスピードはまだ発達段階で、コートサイズだけが最大化するため仕方のないことです。ただ、せっかくこれまで9人制でかなりハイプレスの試合を経験したので、速いプレッシャーの中でも正確にプレーする練習を続けるわけです。

さらにこの練習では、11人制の試合では大事になってくる、2、3人で同時にプレスをかけるかの判断やそのタイミングを理解させる指導も行われます。気になるプレーがあると、笛で止めてすぐ解説し、子供一人一人のプレーの改善点を明確にします。

即効性を求めない練習

実は、こういう練習は、即効性のあるものではなくて、長い目で考えられています。U13では一時的にプレスが弱くなったとしても、後々学年が上がればプレスや試合のスピードは上がるので、今から速いプレスに慣れ対応する力を育てるのが目的です。目の前の1勝のための練習ではない分、U13のシーズンは、うまく行かないことが多いでしょうが、応援する家族は辛抱強く子供の成長を信じて見守るしかないですね。

いよいよ本格的なサッカーになって行くんだなぁと思うと、ちょっとワクワクします。

IMG_5968.jpg
competitiveチームが始まるU7の初試合。年齢別の試合人数やフィールドサイズの導入前だったので、6才で8人制の試合はなかなか大変だった。

関連記事


育成の鍵は13、14歳?
飛び級問題の扱い方
早期セレクションの是非



にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ


コメント

非公開コメント

utlogan



アメリカ在住サカママ 兼 大学研究者。


3歳の息子を連れて母子研究留学を経て、2012年より家族でアメリカに移住。

現在ユタ州在住。


本格的な育成年代に突入したU14の息子のアメリカの育成環境やユースサッカー向け食・怪我・テクノロジー、アメリカン面白エピソード、をご紹介します。


ご連絡はこちらまで:utlogan101@gmail.com