短期決戦のカップ戦に勝つ方法

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リーグ戦とは違うカップ戦の戦い方

リーグ戦は、週末など1日に1試合、数ヶ月にわたり開催されます。1戦1戦がリセットされ、試合中に課題が見つかれば、その後の練習で問題点を修正し、次の試合で試せます。選手も毎試合フレッシュな状態で臨めるので、より2チーム間の実力を図る試合になります。

一方で、カップ戦は3~4日の過密日程で予選から決勝まで試合が続きます。大会へ出場すると、全チームが最小で3試合プレーできることを保証され、それがだいたい予選リーグの総当たり戦です。勝ち点の上位チームは、決勝トーナメントに進み、そこからは負けたら敗退のノックアウト方式で試合が続きます。予選から1日に複数の試合をこなすので、子供には負担があり、短期間に体や心をどう回復させるかが重要になります。


勝ちにこだわるチーム vs. 成長にこだわるチーム

試合数の多いカップ戦では、チームによっては、9人制の試合に15人ほど引き連れる所もあります。こういうチームは、大会での勝ちに焦点をあてています。試合数が5試合など増えていくと、どうしても、選手のレベルだけでなく、疲労度も勝敗に影響します。なるべく、疲れていない選手を投入して、試合中に常にプレスがかかるよう工夫します。

選手が12名程度で参加するチームは、試合中、一度に休息できるのは3人だけなので、どの選手もかなりプレーすることを想定してます。こういうチームは、勝つことより、各選手のプレー時間を確保し、個人のデベロップメントに焦点を当てています。

どちらのチームが良いかは、好みによりますが、息子は個人のデベロップメントを重視する方のチームに入っています。


成長にこだわるチームで試合に勝つ工夫

では、人数の少ないチームは、カップ戦で勝つすべが全くないか、というと、そこは少し工夫ができます。

例えば、うちのチームが良くやるのは、試合中に、フォーメーションはいじらず、選手間でポジションのローテーションを行います。

チームの最近のフォーメーションは、3−1−1–3です。(ディフェンス3人、ボランチ1人、オフェンシブミッド1人、ウィングとセンターフォワードの3人)。

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このフォーメーションのウィングは、攻撃と守備を担い、走る距離が縦に長いのが特徴です。おそらく、一番疲れるポジションの一つです。逆に、ディフェンスは攻撃の時に休めたり、センターフォワードは前で張ってボールを待つ時間もあるので、比較的疲れません。そこで、選手交代を頻繁に行い、選手をフィールドに戻すタイミングで、ディフェンスのプレーヤーをウィングに置いたり、ウィングは別のポジションに回して、試合中に選手への負荷を分散させます。


今回のカップ戦は、チームのプレーヤーのうち、8人くらいが一度はこのウィングのポジションに入っています。息子は、普段このウィングでのプレーが多いので、カップ戦では、いつものポジションの他に、センターフォワードとオフェンシブミッドもやりました。それでも、試合を重ねると疲労するので、大量選手チームとの対戦はキツくなるのが一般的です。

ただ、大量の控えを用意しチームが勝ち続けるより、どの子もしっかりプレーできる方が、本人も親も満足度は高いかもしれません。特に、遠征で出場する大会は、経済的、時間的負担があるので、スポンサーである親は、勝ち続けて試合数は多いけど自分の子供のプレー時間が少ないより、少ない試合数でも1試合1試合、自分の子どもが十分にプレーできている方にメリットを感じるようです。実際、よく聞くのは、控えが多くプレー時間が短いことに関する不満です。

人間は欲張りなもので、では両方取りして、各選手が十分なプレー時間を確保しつつ、チームも勝つには、どうしたら良いのか?と考えます。 現状の息子のチームの様子だと、もっと個々のプレーヤーが無駄な動きを減らして、頭を使う必要がありそうです。そのためには、チーム練習に工夫が必要だし、子供の戦略的理解も、もちろん、親もサッカーを理解しなければなりません。これは、何段階かステップがあるのは明らかで、U12の成長段階では、両方は取れないなという気がしてます。

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本シリーズの記事


1 チーム練習なしで大きな大会に勝てるのか?
2 大きな大会から得た5つの収穫
3 短期決戦のカップ戦に勝つ方法 (このページ)


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Tips:
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utlogan



アメリカ在住サカママ 兼 大学研究者。


3歳の息子を連れて母子研究留学を経て、2012年より家族でアメリカに移住。

現在ユタ州在住。


本格的な育成年代に突入したU14の息子のアメリカの育成環境やユースサッカー向け食・怪我・テクノロジー、アメリカン面白エピソード、をご紹介します。


ご連絡はこちらまで:utlogan101@gmail.com