周りを見ろ、と言ったときに、何を見るのか?(答え)

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前回のまとめ)冬リーグの試合。自陣内で、相手チームのフリーキック。右ウィングの息子は、ボールを見るだけで、相手チームのサイドバックに渡ったボールに対応できず、自分の横のラインぎわ前方へ簡単にパスを通してしまいます。明らかに、この事態は、周りを見ていないことが引き起こしました。それでは、この場面では何を見て、何をすべきだったのでしょうか?

周りを見ることで得る情報

この場面で見るべき情報はただ一つ「パスコース」でした。

パスを受けたサイドバックは、サイドに開いてポジショニングをとり、味方との距離は離れていました。一般的なディフェンダーで、ドリブルするタイプではないことも、それまでの試合のプレーからわかりました。さらに、このチームは試合開始から10分以上、軽快にボールを回すパスサッカーで試合を支配し、この場面でも、必ずパスが出ることは読めました。

そこで、この場面では、息子は「パスコース」を読んで、「パスカット」するように動けば良かったのです。そのために、周りを見て、周辺にいる相手選手の位置を確認し、パスコースを予測すべきでした。


周りを見ることの目的を子供と確認する

おそらく、「周りを見る」や、「相手や味方選手の位置を確認する」だけの助言では、自分が何をするべきか、までは考えが及びません。相手チームや相手選手のプレースタイルから、次のプレーを予測し、それを防ぐために、周りを見て情報を得る。周りを見る動作は、このためにあります。

ここまで具体的に話をすると、子供は、周りを見る目的やその方法が明確になり、少し理解しやすいようです。もちろん、これはただの一例。試合状況や、攻守の立場によっても、周りを見ることで得るべき情報は、変わります。

それでは、実際にプロ選手は試合中の短時間の中で、何を見て、どう行動しているのでしょうか? 次回はこのシリーズの完結編です。

【本シリーズ記事】
周りを見ろ、と言ったときに、何を見るのか? (プロローグ)
周りを見ろ、と言ったときに、何を見るのか? (答え) このページ
周りを見ろ、と言ったときに、何を見るのか? (エピローグ)

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コメント

utlogan

Re: 周りを見るとは?
> ドリブルする時は○○を見る、ボールが遠い所にある時は○○を見るなど、詳しく教えてください!

メッセージありがとうございます!

何をみるかは、子供の年齢や個々の成長段階によって変わってきます。
子供の年齢や状態に合わせて、段階的にやることを増やしていく感じですが、お子さんの年齢はいくつくらいですか?

成長段階は、こんなイメージです。

1. ドリブルができるようになる
2. ドリブルしながら周囲の状況を把握するようになる
3. ドリブルしながら何を見れば良いかわかるようになる
4. オフザボールで動きがわかる

息子の場合は、12歳で3のあたりです。
ようやく周りのスペースが見えてきました。
2は、自分の周辺の状況をみる、近距離的な視野ですが、
3になると、グランド全体をみるように広がります。
4は、戦略的理解が進んでから出来ることで、中学、高校生が習得していくレベルです。

田中

周りを見るとは?
ドリブルする時は○○を見る、ボールが遠い所にある時は○○を見るなど、詳しく教えてください!
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utlogan



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ブログ著者:アメリカ在住、大学研究者。
3歳の息子を連れて母子研究留学を経て、2012年より家族でアメリカに移住。


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