専門家もびっくり!驚愕の天然芝 人工芝

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4ヶ月の冬シーズンが終わり、ようやくインドアの人工芝からアウトドアの天然芝へ。こんなにも、人工芝でサッカーをしたのは初めてで、人工芝と天然芝の違いが見えてきました。

特徴をまとめると、3点あります。

一つ目は、ボールの転がるスピード。

天然芝と比べて、人工芝ではボールのスピードは速くなります。もしかしたら、植物とプラスチックの違いだけでなく、人工芝は比較的フラットな地面であるのに対し、天然芝は荒れていることも多く、地面の凹凸が影響するかもしれません。ボールスピードが速くなると、ボールの回転がかかりにくくなり、またデフェンスはボールカットが難しくなります(記事元)。

冬にインドアの人工芝に切り替わった頃は、思ったよりもパスが伸びて、選手が追いつけない、と言ったパスミスは良くありました。コーチは、「今のパス、天然芝ならパーフェクトだった!」と言うほど、プレーの違いは顕著です。それでも、子供達は、2、3試合経てば人工芝でのキックの加減がわかってきます。

逆に、2月のアウトドアでのカップ戦は、久しぶりの天然芝。荒れた地面に、冬季で成長が止まった短い芝では草のクッションが効きにくく、ボールのイレギュラーなバウンドや回転がかかりました。この予測つかないボールの動きに慣れるのに、やはり1、2試合かかりました。

今日のプレーは何か変だなと思ったら、フィールドの違いが影響しているかもしれません。


芝の違いの二つ目は、怪我のリスク。

天然芝と人工芝でのサッカーの怪我を6年間調査した研究では、両者の違いが見られます(記事元)。

人工芝の方が、天然芝より

25%怪我が少ない
20%深刻な怪我が少ない
33%脳震盪が少ない
15%プレーヤーが地面に衝突した時の怪我が少ない

驚きの結果です。ただ、この結果は、よりハイレベルのサッカーをしているかどうかの違いを反映しているかもしれない、とのこと(記事元)。つまり、都市部だと、よりコンペティティブなプレーヤーが天然芝でプレーする機会が増えるので、結果的に怪我も増えるとも考えられ、さらなる調査が必要です。


芝の違いの三つ目は、健康への影響。

アメリカの人工芝には芝の根元に土壌を想定した黒いビーズが敷き詰められています。このビースは黒タイヤの廃材が原料で、非常に低い割合ですが、毒性の化学物質が含まれます。

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芝の間にある黒いツブツブが問題のビーズです。

数年前、ワシントン大のサッカーコーチが、人工芝のビーズと発癌リスクの可能性を指摘しました。自分の教え子に癌と診断される子が多いことから調査が始まり、2017年時点で53人のサッカープレーヤーの癌患者をリストアップしました。この患者には、十代の女子選手で、特にゴールキーパーに多い傾向があります(記事元)。

ゴールキーパーはボールのキャッチングで芝に横たわることが多く、粉末を吸い込みやすいのかもしれませんが、この調査では、ポジションや、どれくらいプレーしていたか(どのくらい人工芝でプレーしたか)、男女のバイアスがあるのかなどは不明です。さらに、ワシントン州在住者の予想される癌患者数から考えると、調査でリストされた発癌者53人は少なく過ぎて、このデータが、人工芝とガンの因果関係を示すことにはなっていません(記事元)。

現段階では、やはり私も、統計学的に黒のビーズと癌の因果関係を証明できていないと考えていて、健康被害は楽観視しています。CNNのDr. Guptaが言うように、癌の発症はあらゆる環境要因が関係するので、原因の特定は難しいのも事実です。気になるようでしたら、プレー後に手洗い、靴下の中に入り込んだビーズが家のカーペットに散乱したらこまめに掃除をかけるなどが対策になるのでは、と思います。

もう一点、アウトドアに敷く人工芝には、雑草が生えやすいので、除草剤をかなり撒くそうです。人工芝の上で切り傷をしたら、よく傷口を洗う。これは、人工芝に限らず大量の農薬が撒かれる天然芝でも同様のことが言えます。

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ブログ著者:アメリカ在住、大学研究者。
3歳の息子を連れて母子研究留学を経て、2012年より家族でアメリカに移住。


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